少し話題になったキーボードの配列について個人的に語っていく。
俺はタイピングが好きなんだ in Japan
100%クリア~!!!!!!
— あか音こダヨ_。 (@akaneco87) 2022年7月19日
もうちょい詰めたら100点行けそうなんだけど()
【歌ってみた】コネクト / ClariS [Covered by Tacitly]の動画でのタイピング練習結果
44人中3位にランクインしました。
レベル:レベル3
スコア:99.85#タイピングチューブ https://t.co/NYUHlht164
まずは実績(笑)でも...
ワイはいつもタイピングの速さと正確性を追求してかれこれ3年は経ってるんやけど、なんかTomisuke配列とかいう
ものっそいすげぇ配列が出てきたらしいのよ。というわけで今回はみんなも何気なくいつも使っているキーボードの
配列の歴史とどの配列がいいのか、悪いのかを"個人的な主観と客観的視点"で解説していこうと思うで。
キーボードの配列の歴史~QWERTY配列について~
はい。これがQWERTY配列の原型です。原型はアルファベット順にピアノの形で並んでたんです。
これまたWikipediaからの引用ですが、あのあとなんやかんやあって1882年に1と0を除く全てのキーが入ったQWERTY配列が誕生したんです。
"QWERTY配列はわざとタイプ速度を落とすために開発された"は嘘!?
この配列の誕生には色々な諸説がありまして、
- QWERTYはタイプライターの技術的な限界から打鍵速度を落としてアームの衝突を防ぐために考え出された配列だという説
- タイプライターのセールスマンが、顧客に対して簡単に美しく「typewriter」という単語の打鍵を披露できるようにしたものだという説。最上段のキーのみで、「typewriter」のほかにも「property」のスペルが打てる
- 最も続けて打つことが多い文字、TとHのタイプバー(アームとも呼ばれるTypebar)を遠くに離すことで、内部の機械の故障を起こしにくくしたという説
- 元々あった英文タイプライターの配列の数字を英字に置き換えた(1がI、0がOなど)のが基盤で、そこからモールス電信用途に改良した説
- 上記の補足にもなるが、既存配列に特許が絡み、それを回避していく内に現在の配列になった説
(ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典(https://ja.wikipedia.org/wiki/QWERTY%E9%85%8D%E5%88%97) より引用)
等々。やじうまの杜(https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/1425073.html)では一番最初の説"だけ"を引っこ抜いて解説していたわけですが、
個人的にはその説もあるのかもしれないのですが...当時は技術的に"英語で"フランク・エドワード・マッガリンさんの出した108WPM、日本語で大体324WPM程度
しか出なかったので、今現在の速度でタイプしていく現代から言うと相当な差があります。というか今だと簡単にハンマーが干渉して壊れると思う(小並感)
なので個人的にはその説は誤解があるというかなんというか、それもあるけど速度を限界まで追求して開発されたことは間違いないと思います()
QWERTY配列は本当に"クソ"なのか?他の配列も見てみよう。
前置きに約1700文字使うクソブロガーの鑑。
というわけで前置きはこのくらいにして、ここからは今もなお使われ続けているQWERTY配列が本当に効率が悪いのか、それを比較していこうと思う。
まずはトップバッター1!QWERTY配列!!!
No.1:QWERTY配列
まずは王道のQWERTY配列。ちなみに上に写ってる画像は自慢のために撮ったわけじゃないです。本当ですからね?誤解しないでね(念には念を入れるスタイル)
みんなも見たことある配列です。上のはその中でもUS配列という、日本以外の多くの国で使われている配列になっています。
QWERTY配列のメリット
- 最も普及している配列であるということ
これのどこ何がメリットなん?と思った人、多分いると思うんですけれども、スマホといえばiPhone、パソコンのOSといえばWindows、と言った風に
普及しているものは何かと情報が多かったりなんなりします。特にキーボードの世界だとこれが顕著に出ています。例えばe-typing。
e-typingの場合は基本的にQWERTY配列のキーマップを表示するため、タッチタイピングを慣れる上ではもってこいです。が、他の配列だとこういうのが
一切あてにないならないことが殆どなのです。これは大きなメリットでしょ。
- 最も実用的な配列
"実用的"というのは、例えば会社や学校等で使うキーボード、それって大抵この配列でしょう。なので、この配列でタッチタイピングできることによって
家だけでなく、会社や学校でも簡単に高速でタイピングできるようになるという一石二鳥な配列なんですよね。そういうこと。
QWERTY配列のデメリット
- ある程度以上高速に打つためにはタイピングの最適化が必要不可欠
皆さん、タッチタイピングを詰めていく上で、"最適化"という言葉を見かけた言葉はありませんかね?
pasokatu.com
最適化っていうのはその名の通り、ローマ字で日本語を入力していく上で、タッチタイピングの運指を工夫したりする手法のことです。
他の配列でもある程度は最適化を行う必要はあるでしょうが、この配列だと高速にタイピングする上では必要不可欠な上に、その最適化の
方法が複雑かつ難しいんです。かく言うワイもこの最適化には結構悩まされています。(現在進行系)
- 最適化してもなお、この配列だと速度に限界が出てくる(理論的には)
この最適化の手段をすべて身につけたところで、残念ながら、この配列だと速度に限界があるんですよね。
その大きな要因は指の移動距離と一つの指で担当するキー数の多さと一つの指での連続打鍵が必要なキーがあること。
後で紹介する配列を含めて移動距離が一番多いそうです。それをできるだけ解消したが後に紹介することになるTomisuke配列です。
まあこれは人類がこの配列に慣れた今では全くもってデメリットとは言えない問題ではあったりするのですが。
www.youtube.com
その理由は上の動画を見れば一瞬で分かると思う。爆速です。
No.2:Dvorak配列(英文前提)
Dvorak配列は上の画像みたいな配列です。これは...多分US配列のみですね。実は一言にDvorak配列と言っても、各言語圏の事情に
合わせて色々配列が変わったりしているのでややこしい。正直さじを投げたくなる。
No.3:Colemak配列(英文前提)
これは...まあ、そうですね。2006年に開発された自称QWERTY配列から移行しやすい配列。
あまり普及していないのか知らんけど、使えそうな画像が見つからなかったので見たい人は自分で探してみてください(他力本願寺)
Colemak配列のメリット
- 英文を入力する上では...いいんじゃないですかね。
この配列はほぼほぼ普及していないというか今では絶滅しているに等しい配列なのでなんともいえないですが、
英文を入力する上では結構いい配列な気がしています。
No.4:Eucalyn配列(ローマ字入力特化)
これは筆者が最近知ったローマ字入力にかなり特化した配列で、QWERTY前提のショートカットがそのまま使えます。公式サイトの画像には数字のレイアウトがのってなかったです()
eucalyn.hatenadiary.jp
Eucalyn配列のメリット
- QWERTY配列前提の標準ショートカットがほぼ全て使える。
コピペとかそういうWindows標準のショートカットがそのまま使えるのはすごいと思う。
- ほぼホームポジション(左手)だけで"あいうえお"が打てる
ホームポジションの左手の中段だけであいうえおが打ててしまう。これはいいよね。
Eucalyn配列のデメリット
- 認知度が開発から4年経っても低い
キーボードの配列を勉強していく上で一度も見たことがなかったこの配列。もしかしたら
今回のブログで初めて知ったっていう人も多いんじゃないかな。
もちろんこの配列に慣れるのは至難の業、というか作者であるゆかりさんも苦労してたくらいですから(´・ω・`)
Tomisuke配列(日本語・英語両対応)
Tomisuke配列はあのやじうまの杜にも掲載されたほどの影響力を持つ配列で、そこはかとなく
Eucalyn配列やDvorak配列に似てるレイアウトになっています。自称:日本語が早く打てて、英語もそこそこ高速で打てる配列。
Tomisuke配列のメリット
- ほぼホームポジション(左手)だけで"あいえうお"が打てる
これはEucalyn配列のメリットで解説したので以下同文とさせていただきます。
- 移動距離や同じ指で打つ文字数がEucalyn配列より少ない
これに関してはやじうまの杜さんやとみすけさん本人のツイッターにソースがあるのでぴろゆきさんとかの
それって証拠あるんスカ?って気になる人はそっちを見てみてね。
- 英文もそこそこ打てる
まあこれに関しては同じ指での連続打鍵数がネックになっているし、これに関してはほぼ
ソースを見る限りはEucalyn配列と大差ないので英文を打つ人は実質二択になりますね。
Tomisuke配列のデメリット
- 配列のレイアウトがJIS配列(日本語配列)を前提としている
これに関しては日本発祥なんだから仕方ないだろとかの意見が来そうなんだけど、基本的にこの配列は日本語配列を前提としているので、
US配列のキーボードを使っている人は配列の一部変更を余儀なくされるのが残念なところ。
という訳で筆者が使っているTomisuke配列 in USを特別にご紹介。一部の記号はなくなってますが()
- 数字や記号の配列が特殊で慣れにくい
1がQWERTY配列のQのキーに位置していたり、ダブルクォーテーションマークが1のキーに位置していたり、結構不規則。
指を動かさなくてもよいという点ではいいけど、これ、他の配列からの移行という点では厳しいよね。
- QWERTY配列からの移行がしんどい
この記事を見ている人の殆どはQWERTY配列から移行する人だと思うんだけど、この中だと一番
QWERTY配列からの移行がしんどいんだよね。zが左右反転した位置にあったり、なんなり。無論印字は
仕様上QWERTY配列のままになるのでタッチタイピングを意地でもしないといけないのでイライラが募っていく()
これを乗り越えてこそ高速なタイピングができると思う人もいるだろうけど、今のところ300まではいいとして、
400WPMを超えた人を見たことがないので現在はこの配列に本格移行するつもりはないです。
結論
QWERTY配列から移行する必要性はないと思います。特にタッチタイピングを習得していてかつ、
WPMがすでに380を超えている人に関しては。無理に移行してもストレスを感じるだけだし、
上達してもQWERTY配列の方が早いじゃんという理由ですぐに戻してしまうので(筆者の体験に基づく)
結局のところ、今回紹介した配列は、
などの特別な理由がない限りは今のところは移行するのは微妙かなぁと感じました。
実際、こうやって筆者が一時間に1600文字以上打てているし、秒速は思考中を除いて8打~8.5打で
打てているので、タイピング初心者がタッチタイピングに興味を持ったときに見て、
ポケモンの御三家の如くQWERTY以外の配列を選んでくれたらいいなと思っています。
次回予告
次回は"ダンカグとWACCAの悲しみのサービス終了を受けて"です。